【炎上】 『安藤美姫選手の出産を支持しますか?』週刊文春がWEB上でアンケート [意見]
本日7月5日、週刊文春の公式オンラインサイト「週刊文春WEB」上で緊急アンケートと題されたお知らせ記事が掲載され、にわかにネットユーザーを騒がせました。
そのアンケートの内容とは、
『安藤美姫選手の出産を支持しますか?』
一瞬目が点になりました。
アンケートを採るの動機は、
『出産を祝福する声が上がると同時に、まだ結婚しておらず、父親が誰かも明かさないことへの疑問や、子育ても競技も中途半端になるのではないかなどの批判もあります。』
まあここまでは客観的に世間の声をまとめただけなのでよいでしょう。
問題は最後の、アンケートの質問事項。
1)あなたは安藤美姫選手の出産を支持しますか?
2)子育てをしながら五輪を目指すことに賛成ですか?
アンケートの応募要項によると、回答内容は一部誌面に掲載されることもあるとのこと。
一体何を考えているのでしょうか。
確かに彼女はかつて日本を代表するスポーツ選手で、出産はスキャンダラスではあり色んな声が上がるのもしかたがないことですし、彼女の活躍がここで止まってしまうであろうことに対しては、ファンとしては残念だという気持ちを抱いてしまうことはあるでしょう。
ですが彼女は別に大事な試合をドタキャンしたわけでもなく、不祥事を起こしたわけでもありません。
批判する人達は「影響力がある人間だということを考えていない」だとか「父親を明かさない」だとか「片親だ」だとか言います。
ですが彼女が世間に公表せずに子供を生んだことで誰がどんな悪影響を受けるんでしょう?
父親を明かさないのは、完全に彼女の自由ですし、明かした場合父親側にも少なからず影響があります。
そもそも、それに対して批判心が生まれるのは、単に好奇心が満たされないことへの転化です。
片親であることだって彼女の自由ですし、そもそもいずれは結婚することを明かしています。
一人の成熟した女性が、普通に恋愛して普通に出産しただけです。
彼女が女性としての「普通の幸せ」を求めることを、誰が咎められるのでしょう。
このアンケートからは、彼女の出産を批判しようとする意図が見え隠れしています。
つまりは、このアンケートは批判的な声を拾うことを目的としています。
どういうことかというと、世の中には、有名人女性の幸せが許せない方々がいるようで(それがどういう層の方々なのかは、ここではあえて書きませんが)、有名人女性が真っ当に結婚していく場合なども必ずネット上では一定の割合で否定的な声が飛び交っています。
また、週刊文春等を購読している層には、そういう方が多いのも想像が付きます。
人間の習性として、自分の意見が世論と同じであることに安心感を感じ、その安心感を得る為に自分と同じ意見の文章を読もうとするものです。
当然売る側としては、読者の過半数側の意見に傾いた記事を書きたいわけです。
週刊文春側の意図を要約するとこういうことです。
・今回は批判的な声が目立つから、彼女を批判する記事を書けば売れるだろう。
・彼女に否がないので、記者の意見として直接的に批判すると、彼女の支持者から批難を受ける。
・ならばアンケートの結果として、世論が彼女を批判しているという体で批判的な記事を書けばOK!
あるいはアンケートの結果批判的な意見が思ったより少なければ、出産を祝福する記事を書けばいい、という考えもあったでしょう。
ただ今回の場合、こんなアンケートを採ることに世の中の大半の人がどう感じるかまで想像していなかったのでしょう。
まるで彼女の出産と、赤ちゃんの誕生について是非を問うかのような行い。
自分を安藤美姫の立場に置き換えて、こんなアンケートが採られたらと想像したネットユーザーが強烈な嫌悪感を抱き、週刊文春を批難しています。
商売の為に一人の人間の気持ちなどどうでもいいと、蹂躙しようとした週刊文春。
確かに食っていかなければならないので売れる記事を書くことは大切です。
しかし今回は、所謂「越えてはいけないライン」を超えてしまっています。
こんな愚劣な行為、絶対に許してはいけません。
関連記事:安藤美姫 出産 復帰、そして引退へ
※7月5日追記
アンケートへの批難が殺到したことで、早くもアンケート記事のページが謝罪文へと書き換えられていました。
以下、週刊文春WEBの謝罪文より引用
女性の出産という大変デリケートな問題にもかかわらず、設問を「出産を支持しますか?」「子育てしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」としてしまったために、出産そのものを否定したり、働きながら子育てをすることを批判しているような印象をあたえてしまいました。その点については、編集長の私の責任です。このアンケートに関して不快な思いを抱かれたすべての方にお詫び申し上げます。
今回のアンケートは中止させていただきます。ご回答をいただいた皆様にお詫び申し上げます。
そのアンケートの内容とは、
『安藤美姫選手の出産を支持しますか?』
一瞬目が点になりました。
アンケートを採るの動機は、
『出産を祝福する声が上がると同時に、まだ結婚しておらず、父親が誰かも明かさないことへの疑問や、子育ても競技も中途半端になるのではないかなどの批判もあります。』
まあここまでは客観的に世間の声をまとめただけなのでよいでしょう。
問題は最後の、アンケートの質問事項。
1)あなたは安藤美姫選手の出産を支持しますか?
2)子育てをしながら五輪を目指すことに賛成ですか?
アンケートの応募要項によると、回答内容は一部誌面に掲載されることもあるとのこと。
一体何を考えているのでしょうか。
確かに彼女はかつて日本を代表するスポーツ選手で、出産はスキャンダラスではあり色んな声が上がるのもしかたがないことですし、彼女の活躍がここで止まってしまうであろうことに対しては、ファンとしては残念だという気持ちを抱いてしまうことはあるでしょう。
ですが彼女は別に大事な試合をドタキャンしたわけでもなく、不祥事を起こしたわけでもありません。
批判する人達は「影響力がある人間だということを考えていない」だとか「父親を明かさない」だとか「片親だ」だとか言います。
ですが彼女が世間に公表せずに子供を生んだことで誰がどんな悪影響を受けるんでしょう?
父親を明かさないのは、完全に彼女の自由ですし、明かした場合父親側にも少なからず影響があります。
そもそも、それに対して批判心が生まれるのは、単に好奇心が満たされないことへの転化です。
片親であることだって彼女の自由ですし、そもそもいずれは結婚することを明かしています。
一人の成熟した女性が、普通に恋愛して普通に出産しただけです。
彼女が女性としての「普通の幸せ」を求めることを、誰が咎められるのでしょう。
このアンケートからは、彼女の出産を批判しようとする意図が見え隠れしています。
つまりは、このアンケートは批判的な声を拾うことを目的としています。
どういうことかというと、世の中には、有名人女性の幸せが許せない方々がいるようで(それがどういう層の方々なのかは、ここではあえて書きませんが)、有名人女性が真っ当に結婚していく場合なども必ずネット上では一定の割合で否定的な声が飛び交っています。
また、週刊文春等を購読している層には、そういう方が多いのも想像が付きます。
人間の習性として、自分の意見が世論と同じであることに安心感を感じ、その安心感を得る為に自分と同じ意見の文章を読もうとするものです。
当然売る側としては、読者の過半数側の意見に傾いた記事を書きたいわけです。
週刊文春側の意図を要約するとこういうことです。
・今回は批判的な声が目立つから、彼女を批判する記事を書けば売れるだろう。
・彼女に否がないので、記者の意見として直接的に批判すると、彼女の支持者から批難を受ける。
・ならばアンケートの結果として、世論が彼女を批判しているという体で批判的な記事を書けばOK!
あるいはアンケートの結果批判的な意見が思ったより少なければ、出産を祝福する記事を書けばいい、という考えもあったでしょう。
ただ今回の場合、こんなアンケートを採ることに世の中の大半の人がどう感じるかまで想像していなかったのでしょう。
まるで彼女の出産と、赤ちゃんの誕生について是非を問うかのような行い。
自分を安藤美姫の立場に置き換えて、こんなアンケートが採られたらと想像したネットユーザーが強烈な嫌悪感を抱き、週刊文春を批難しています。
商売の為に一人の人間の気持ちなどどうでもいいと、蹂躙しようとした週刊文春。
確かに食っていかなければならないので売れる記事を書くことは大切です。
しかし今回は、所謂「越えてはいけないライン」を超えてしまっています。
こんな愚劣な行為、絶対に許してはいけません。
関連記事:安藤美姫 出産 復帰、そして引退へ
※7月5日追記
アンケートへの批難が殺到したことで、早くもアンケート記事のページが謝罪文へと書き換えられていました。
以下、週刊文春WEBの謝罪文より引用
女性の出産という大変デリケートな問題にもかかわらず、設問を「出産を支持しますか?」「子育てしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」としてしまったために、出産そのものを否定したり、働きながら子育てをすることを批判しているような印象をあたえてしまいました。その点については、編集長の私の責任です。このアンケートに関して不快な思いを抱かれたすべての方にお詫び申し上げます。
今回のアンケートは中止させていただきます。ご回答をいただいた皆様にお詫び申し上げます。
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