『爪と目』の藤野可織は結婚してるの?旦那について調べてみた。発売日情報も [本]
本日7月17日、第149回芥川賞は藤野可織さんの「爪と目」が受賞されましたね。
藤野可織さんは生まれも育ちも京都の現在33歳。
2006年に小説家としてデビューしましたが、2008年までは京都市内の出版社でアルバイトをしながら執筆活動を行っていたそうです。
「爪と目」はかなり独特な文体で書かれた作品です。
物語は、
『はじめてあなたと関係を持った日、帰り際になって父は「きみとは結婚できない」と言った。』
という一文から始まります。
一見すると意味がよく分かりませんよね。
実はこの物語、3歳の女の子の視点から語られていて、「あなた」とは女の子の父親の不倫相手を指しています。
この文体に、ネット上では賛否両論ありますが、芥川賞選考委員の島田雅彦さんからは、
「『あなた』という二人称が功を奏し、作中に強烈な自己批評が含まれている。技巧も巧みで、出色の出来だ」
と評されています。
私も冒頭部分を読みましたが、なんだか乙一さんの「夏と花火と私の死体」を読んだ時のような、不思議な感覚を覚えました。
冒頭の文章の端々から滲み出る仄暗い雰囲気から察するに、ミステリーやホラーに分類される物語なのでしょう。
あらすじ
「あなた」と呼ばれるのは物語の主人公、麻衣。
不倫相手の妻が急死し、麻衣は不倫相手の娘がいる部屋に移り住むことになります。
自己中心的な考えから同居を始めた麻衣ですが、女の子と麻衣はお互い心を開かず、次第に二人の関係は歪んでいきます。
「爪と目」というタイトルは、眼球に執着を持つ麻衣と、爪に執着を持つ女の子のことを指すようです。
そして、物語の最後にもこのタイトルが大きく関係しています。
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発売日
「爪と目」が芥川賞を受賞したことで、急遽7月24日に新潮社より単行本が出版されることが決まりました。
ですが、いち早く読みたい方は本作が掲載された「新潮 2013年4月号」を探してみてはいかがでしょう?
ただいま主要なオンライン通販サイトでは全て売り切れになっていますが、お近くのブックオフなどを探せば案外見つかるかもしれませんよ。
結婚について
さて、藤野さんの結婚についてですが、時折ツイッターで旦那さんに関するつぶやきが見られるので既婚であることは間違いないようです。
以下、藤野さんのツイートより抜粋。
じっくり夫と話してみて、夫がこれまでダイオウグソクムシさんやハシビロコウさんの存在を知らずに生きてきたことが判明した。よくもそんなことで今まで生きてこれたものだと思う。
— フジノ (@fujinono) November 27, 2012
@t0717riku @hanabusakannon こんな話をしておりました。その後夫と話し合って男性器は「男の尊厳」と呼ぶことに決めました。
— フジノ (@fujinono) January 28, 2013
@t0717riku @hanabusakannon ちなみに勃起は夫によると「男の尊厳が立ち現れる」と表現するのがよいそうです。女性のは、蜜壺以外によい表現がありましたらぜひ教えてください!
— フジノ (@fujinono) January 28, 2013
@toshirin314 おっほんとだ、ありがとうございます!夫は病院にも行ってインフルエンザじゃないって診断してもらったしお薬ももらったので、しばらく寝てればよくなると思います。うつらないように気をつけないと…。ご心配いただきありがとうございます。
— フジノ (@fujinono) January 7, 2013
どうやら、執筆に関するアイデアに旦那さんから貰うこともあるようですね。
なお、2ちゃんねるで「旦那は編集者」なんて短い書き込みが見つかりましたが、他に一切ソースがないため、真偽は分かりません。
過去には文學界新人賞受賞の件でコネ疑惑(怖いので詳細は書きませんがググレばすぐ分かります)が囁かれたこともありますが、今回の作品は素直に読みたいと思えました。
芥川賞受賞作「爪と目」立ち読みはコチラ
それでは。
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