【2013年版】京都 大文字 五山の送り火の日程や点火順番を解説!雨天の場合は?送り火の珍事や雑学等も! [雑学]
今年2013年もそろそろお盆ですね。
私は以前京都に住んでいましたが、毎年の恒例で五山の送り火は必ず鑑賞していました。
といっても、勤めていた会社のビルの屋上からの特等席でしたが。
私の会社では、送り火の日は皆定時で仕事を上がり、送り火を鑑賞しながら屋上で宴会をするのが毎年恒例の行事でした。
今回は、五山の送り火の基本的な知識から、今年2013年の日程や点火の順番、オススメのスポット等を紹介していこうと思います。
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五山の送り火とは?
まずは基本的なところからいきましょう。
箇条書きで説明します。
・その名の通り、京都の5つの山で夕暮れから、文字や図形の形に並べた火床(松の木と護摩木で組んだ小さな塔)を燃やし鑑賞する行事です。
・お盆にこの世に戻ってきた精霊を、再びあの世に返すために行われます。
・盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事として、毎年8月16日に行われます。盂蘭盆会とは「お盆」の正式名称で、梵語の「ウランボーナ」(逆さづりの苦しみ)が語源です。餓鬼道に落ちて逆さづりにされた釈迦の弟子の母を、救済するために行われた儀式が元となっています。
・「大文字」「大文字焼き」とは五山の送り火のひとつ、「大」の字を指すのですが、京都以外の人は五山の送り火その物を「大文字」と呼ぶことが多く、京都の人の中には「大文字焼き」という呼び方を嫌う人もいます。
・昔は十山で送り火が行われていましたが、資金難などが原因で徐々に数が減っていき、今の5つが残りました。五山で定着しているので、これ以上減ることは無いのではないでしょうか。
・点火される文字・図形の数は計6つ。そのうち2つ(妙・法)は、隣り合った山で、2つで1セットとして換算します。
・如意ヶ嶽(大文字山)の大文字
・西山と東山の松ヶ崎妙法
・船山の舟形万灯籠
・左大文字山の左大文字
・曼陀羅山の鳥居形松明
2013年の日程・点火順序・時間と地図
五山の送り火は毎年8月16日の日が落ちてしばらく経った頃に始まりますので、今年も豪雨などのアクシデントがなければ例年通りです。
20:00に大文字、20:10に松ヶ崎妙法、20:15に左大文字と舟形万灯籠、そして20:20に最後の鳥居形松明が点火されます。
消える時間ははっきり決められていませんが、ひとつの火が燃えている時間は約30分、大体21時頃に全ての火が消えるようです。
オススメの鑑賞スポット
こちらのページがとても詳しく、分かりやすいです→http://bigkarasu.com/
個人的には広沢湖です。
(鳥居形松明の麓。上記の地図参照)
こちらでは、送り火が始まる少し前の19時ごろから、灯篭流しが見れるからです。
鳥居しか見えませんが、池に浮かぶ灯篭と、水面に反射する鳥居のコラボレーションは、本当に幻想的です
他の送り火が見えない分、落ち着いて見る事ができますし、二度目以降の送り火鑑賞なら絶対に広沢池は行っておくべきです。
行き方は、京都駅から市バス28系統「嵐山・大覚寺」行きに乗り、「大覚寺」下車(約1時間)
そこから徒歩で1km程です。
近くにバス停もありますが、非常に本数が少なく、乗り継ぎも必要なので大覚寺からの徒歩をオススメします。
大覚寺でバスを降りたら、一度南に下り、「大覚寺門前」の交差点を左に折れます。
そのまま1km程歩くと広沢池です。
まあ、タクシーが捕まれば一番手っ取り早いのですが、この日は観光客で京都の町が溢れるので、なかなかそういうわけにも行きません。
辿り着くのが比較的困難なだけに、鴨川などに比べると混雑は少なく、落ち着いて楽しめると思いますよ。
雨天時はどうなるの?
点火できるくらいの弱い雨であれば雨天決行だそうですが、どうにもならないくらいの豪雨の場合には翌日に延期されます。
1963年の送り火の際には、豪雨で翌日に延期、さらには翌日も強い雨になりそうだった為に予定より30分ほど早く点火し、それに気付かず見逃した人達が大変怒ったそうです。
五山の送り火の珍事
歴史の長い五山の送り火ですから、時には例年通りことが運ばないこともありました。
このサイトでは、五山の送り火の歴史の中で起こった珍事がまとめられてあります。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gozan/08.php
今年の夏は五山の送り火を堪能して下さい。
それでは。
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